お手入れ方法

●お手入れ方法

いつまでも大切に衣類を着続けるためには日頃のお手入れは欠かせません。
また、同じ物を毎日着用し続けるのもあまりおすすめしません。

洗濯の際は洗濯表示を必ず確認しましょう。

洗濯表示は日本工業規格の繊維製品の取扱いに関する表示記号で規定され、
洗い方や干し方、アイロンのあて方など取り扱い方法の他、使用している繊維の組成
、注意事項、表示者名が記入されています。
基本的に洗濯表示とおりの洗い方をすれば、その衣類は問題なく洗えるという
意味で表示されていますがメーカーによって、手堅く無難に表示を取り付ける
場合も多いので素材によっては洗える物もあり、ご自宅での洗濯の基準は
洗濯表示内の下に書かれている素材や縫製、付属品、染色状態を
見極めることが重要になります。

基本的にご自宅で洗える素材は、綿、ポリエステル、ナイロン、アクリルくらいで、
それ以外の素材は、クリーニング店にお願いするか、ご自宅でソフトに洗う場合がほとんどです。
(混紡、染色、加工方法、により洗えない衣類もあります)


保管のしかたにも素材によっては注意が必要なものもあります。
ここではそれぞれの素材に合ったお手入れ方法をご紹介致します。



●絹

絹製品はお手入れが大変というイメージが強いですが、
日頃の簡単なお手入れ次第では長く楽しむことが出来ます。

まず、軽くホコリを払って、直射日光のあたらない日陰に干します。
絹は紫外線に弱いので直射日光は避けてください。
汗をかいた場合は黄ばみやカビの原因になりますので固くしぼった濡れタオルと
乾いたタオルで衣類を挟んでたたき、汗の塩分をとばしてください。
シミはベンジン、専用のシミ抜き剤でこすらずに必ずたたいてください。

とても摩擦に弱く水にも弱いのでご自宅での洗濯はお勧めしませんが
やむを得ない場合は中性洗剤で、必ず手洗いをし、もみ洗いは避け、押し洗い、もしくは潜らせ洗い
を心がけてください。

また、アイロンをかける際は必ず低温で当て布をして、手早く行ってください。
ご自身でのお手入れには限界がありますので細心の注意を払いましょう。

着物の場合は必ず専門のクリーニング店にお願いしましょう。

収納は防虫、湿度調整機能のある桐がお勧めです。
型くずれがしないように綺麗にたたんで、詰め込みすぎないようにし、
防虫剤を入れる場合は直接衣類にふれないよう、数も種類も最小限にしましょう。



●綿

綿製品は直接肌に触れる機会も多いですので、着用後は毎回お洗濯をしましょう。
アルカリに強く、洗濯や漂白がしやすいのがメリットですが色落ち、色移りが一番多い
繊維ですので必ず色落ちしないかテストすることをお勧めします。
摩擦によるスレやキズになりやすく、縮んだり、シワにもなりやすいので、
洗濯機での強回転洗いや脱水のやり過ぎには、十分注意が必要です。




●麻

麻は綿よりも色落ちがしやすく、日光、汗や洗濯による変色がしやすく、
摩擦により毛羽立ちがしやすいので、取り扱いには注意が必要です。

蛍光増白剤入りの洗剤の使用は注意が必要です。




●ウール

ウールの表面は、スケールと呼ばれるうろこ状ものが無数にあり、
水に濡れるとスケールが開き、もみ作用によってスケールが絡み合い収縮し、硬くなります。
セーター等の紡毛生地に発生しやすく、スーツ等の梳毛生地にはあまり発生しません。

家庭用のドライマーク衣料洗剤は、シリコン樹脂などでスケールを覆って縮みにくく
工夫をした洗剤ですのでご自宅での洗濯の使用をお勧めします。

また、虫に食われやすいので収納の際には防虫剤を使用されるといいでしょう。



●化学繊維

ポリエステルは、問題なくご自宅で洗える場合がほどんどですが、
薄くデリケートモノ、特殊な飾りが付いている場合は、中性洗剤を使用した手洗いがおすすめです。
非常に丈夫な繊維ですが糸引きなどが発生しやすいので、
ブラウスなどを洗濯する場合は、基本的に洗濯ネットに入れて洗濯を行います。
より白くキレイにするためには弱アルカリ洗剤を粉末酸素系漂白剤を使用して洗濯をおこない、
静電気が発生しやすいので柔軟剤を使用してください。
基本的に色落ちしない場合がほとんどですが、まれに染料が流れ出すものもあるので注意してください。